建設混合廃棄物の浄化について
ハリケーンシリーズは、円筒形の本体シェルとその内部を貫通するローターで構成され、ローターはシェルの中心より斜め下方に偏心してセットされています。
砕石・砂をもっとも間隙の少ない部分に密集し集中的に強い応力を得られるよう、シェルとローターをそれぞれ反対方向に回転させ、 シェルと内面の山形のシェルライナーと、ローター表面の細かいピッチのエッジによって砕石・砂の噛込みをよくし、内部の滑りを止める作用をもたせています。
堅牢な一体構造と駆動部分を極力少なくすることで耐久性も向上、シェル受けローラーの静音設計とともに、機能性を高めています。 また、内部のシェルライナー、ローターエッジをすべてボルト締めにし交換も容易に、維持、保守にかかる経費を大幅に削減できます。
乾式処理
解砕処理
(砕石骨材の実績率が大幅アップ)
ドラム内面の理想的な応力の集中により、砕石相互<もみすり> 作用を強力にしたハリケーンは、どのような砕石材料(実績率が著しく低い)も最低60%以上の実績率を確保し、 高品質な<研石>へと砕石を甦らせます。ワーカビリティ、ポンパビリティ、スランプ等も著しく良い結果を生み、 生コン打設の作業性も向上、仕上がりの良いコンクリートがのぞめます。
湿式処理
解膠処理
(骨材の表面の付着物もきれいに除去)
泥土洗浄に使われるロングウォッシャーやドラムウォッシャー では得られない洗浄以上の効果を実現したハリケーンは、少ない水で丹念に<すりつぶし>作用を繰り返し、 組成の弱い軟石、泥塊、泥土、貝殻、骨材の表面に付着する酸化鉄もきれいに除去。質の悪い骨材も<売れる骨材>に磨き上げます。
ハリケーン処理前、処理後の生コンクリートデータ
同一水セメント比・同一スランプ・同一強度を比較してありますが、単位水量・単位水量・単位セメント量・砂率(S/a)が大幅に改善されることが理解されるでしょう。
セメント・水比とモルタル強度実行率
同一の骨材をハリケーン処理した場合と他機械で処理した場合のモルタル強度試験です。
粗骨材材積比とモルタル強度実行率
同一の骨材をハリケーン処理した場合と他機械で処理した場合のモルタル強度試験です。
湿式磨砕洗浄工法について
ゴミは汚いもの、汚れてるものとして嫌われており、現在、廃棄物処理は乾式工法が主流です。
乾式で破砕、選別及び分別しリサイクル品として使用しておりますが、その再利用の歩留りは効率が悪く、また粉塵発生のための人体への影響があります。 発生するゴミの前身は人間が利用してきたものですし、100%再利用が可能となります。 新しい技術洗浄工法でゴミを一つひとつ綺麗に湿式洗浄した場合、各分野に再利用可能です。洗浄された綺麗な製品は、見た目にも無限の可能性を秘めた資源原材料として甦ることができるのです。
重金属汚染土壌の浄化について
土壌汚染の種類
分 類 | |
---|---|
土 壌 汚 染 |
揮発性有機化合物(VOC) <第一種特定有害物> |
重金属等 <第二種特定有害物> | |
農薬 <第三種特定有害物> | |
油類 | |
ダイオキシン類 |
土壌汚染技術では、主に「重金属」「油」「ダイオキシン類」の汚染土壌を手段として有効です。
平成15年2月15日に施行された土壌汚染対策法は、大気、水質などに比べて
法規制が遅れていた土壌の汚染対策を促進するために制定されました。
この法律では、有害物の直接摂取リスクに対する規制や汚染された土地の公的管理など、これまで環境庁が出していた指針では
対象とされていなかった問題についても考慮され、土壌、地下水汚染の合理的な解決を目指した包括的な内容となっています。
自然的原因とみなす含有量(分量分析)の上限の目安
物質名 | 上限目安 (mg/kg) |
土壌含有量基準 (mg/kg) |
---|---|---|
砒素 | 39 | 150 |
鉛 | 140 | 150 |
フッ素 | 700 | 4000 |
ホウ素 | 100 | 4000 |
水銀 | 1.4 | 15 |
カドミウム | 1.4 | 150 |
セレン | 2 | 150 |
重金属の場合、自然的原因により有害物が蓄積され土壌汚染となる場合があります。
自然由来の汚染は、九州の筑後川流域、大阪府の0大阪層群に新潟県魚沼地方等があります。
また、臨海部の浚渫土砂による造成地にも存在します。自然由来の汚染土壌では、重金属のうち「鉛」「砒素」「水銀」などの物が多く検出されています。
大阪府の大阪層群においては、「水銀」「鉛」「砒素」「フッ素」「ホウ素」が検出されました。
その濃度は土壌容出基準値の3~7倍と公表されています。
自然由来による汚染土壌(浚渫土砂等)や廃棄物等の埋め立てによる造成地は、土壌汚染対策法に示す措置の
対象外となりますが、これらの土地から汚染された土を搬出する場合は、汚染土壌として適切に処理する必要があります。
磨砕処理装置「ハリケーン」では重金属類の土壌汚染に対し加水した後、磨砕処理を行い、土粒子に付着している有害物の除去を行います。
付着有害物が剥離した土壌は埋め戻し土として再利用できます。
建設混合廃棄物の浄化について
ゴミは汚いもの、汚れているものとして嫌われており、現在、廃棄物処理は乾式工法が主流です。
乾式で破砕、選別及び分別しリサイクル品として使用しておりますが、その再利用の歩留りは効率が悪く、 また粉塵発生のため人体への影響があります。発生するゴミの前身は人間が利用してきたものですし、100%再利用が可能となります。 新しい技術洗浄工法でゴミを一つひとつ綺麗に湿式洗浄した場合、各分野に再利用可能です。
洗浄された綺麗な製品は、見た目にも無限の可能性を秘めた資源原材料として甦ることができるのです。
汚泥・掘削残土の流動化(スラリー化)について
建設汚泥・掘削土のリサイクルが進まない大きな原因である品質の信頼性の向上を行うために、高品質ソイルは、添加材の自走制御と磨砕処理を利用した流動化のメカニズムを採用しています。
磨砕処理機にて、土粒子に圧力を作用させ、圧砕、割砕作用を生ませることにより土粒を圧縮、細分化させる事が可能です。
特徴
原料となる土砂の土粒子粒径が5mm以下と極めて小さく高品質の遮水材として利用が可能である。
固化材(セメント)と混合する前に原料となる土砂を磨砕処理機(ハリケーン)内で清水によく、解きほぐし、スラリー槽にて均一化してからセメントと一緒にコンクリートミキサーに投入し撹柈するため、極めて粒度が細かく均一な高品質なソイルモルタルが生産出来る。
均質な混合処理が出来るため、均質でかつ極めて流動性の高いソイルモルタルの製造が可能である。(1100mの圧送実績がある。)
強度の調整可能であり、土砂程度からコンクリート同等までの強度を任意で変えることが出来る。
均一な品質製品を提供するためにコンピュータを使った自動制御、品質管理システムを採用している。(スラリー比重に応じた清水量、固化材料(セメント量)の供給を自動的に行う。)
建設汚泥、掘削土の発生状況に応じ、定置式と移動式の2種類の製造プラントがある。
土粒子が小さいため、施工後の強度低下が少ない。
骨材を混入させる事により、高強度のソイルコンクリートの製造が可能である。
高精度建設汚泥流動化処理技術
洗浄工程が水比重選別を兼ねるため、精度ある分別が可能になり、リサイクル品の細分化が可能です。使用した水は水処理設備により浄化され、循環水にして再利用ができます。